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前回は流木の購入からはじめましたが、今回は流木を使ってレイアウトの解説をしていきたいと思います。流木は何本かそろえましたでしょうか?
もしなかったらこちらの記事を参考にしてショップなどで探してみてはいかがでしょうか?
アクアリウムで流木を使ったレイアウトをしてみよう【購入編】
流木は同じ種類のをいくつか用意しておきましょう、この下の写真の水槽は90cm水槽ですが
現在、見える部分の流木だけでも10本使用しております。岩に切り株が根を生やしているように見せたかったのですがなかなかいい流木がないので苦労して作りました。
水槽のサイズにもよりますが30cm水槽なら一本でも出来ますでしょうし、60cmなら3本ぐらいでも問題ないかと思います。自分の水槽にあった流木を選びましょう。
基本的には流木はタライなどに水につけておくで問題ありません。理由の一つとしては同じ条件化で使用する状態であくが出ないようなら問題ないからです。
わざわざ煮たりしないでも問題に成ったことはありません。
もし流木のせいで水が黄ばむようならブラックホールをフィルターに入れてください。あっという間に透明になりますよ!
流木自体は基本的に水より重いのでどの流木も沈むようにはなります。しかし、事前に水面下に沈めておかないと空気が抜けることはありません。
オールドブラックウッドやマングローブ系は、比較的何もしなくても沈むことの方が多いですがブランチウッド系は殆どが浮いてしまうでしょう。
そのため一ヶ月前ぐらいからたらいなどに沈めておくことをオススメします。
もうレイアウトしてしまった後の場合は石を乗せて沈みきるのを待つほかありません。
レイアウトにも色々なやり方がありますが、美しく見せる構図と言うのが主に3つあります。三角構図、凸型構図、凹型構図、この三種類の構図を紹介していきたいと思います。
右から左へ、または左から右へ下がるように構図を作っていく形になります
主な特徴は高いほうから低いほうへと流れを表現しやすい形になっているところです。
魚なども群れる魚を飼うことでより流れを意識しやすい形に持っていくことが出来ます。
初心者ならまずはこの構図がおすすめです。
とっつきやすさでは一番楽で雰囲気も出しやすいため、まずはこの構図からはじめてみるのもいいかもしれません。
この凸型構図のメリットは構図自体に使っている素材を引き立てることが出来る構図になっています。
ぱっと見てレイアウトの目的がとてもわかりやすいです。
しかしこのレイアウトはバランスや世界観をとるのが難しくレイアウトの中では最も難しい構図と言われています。そのためこのレイアウトをする人は最も少ないです。
自分も未だに2回ほどしかチャレンジしてません。正直今後やることはないかなーと思います。
後ろの水槽の角が見えてしまうのも見栄えが落ちちゃいますし、むずかしいです・・・
この凹型構図の特徴は奥行き感を強調することがよく出来る構図でレイアウトコンテストでもよく採用される構図でもあります。
構図の比率を黄金比の6:4(正確には1.618:1)の比率にすることで水槽のバランスがよくとれてレイアウトの深みが増しやすい傾向があります
水槽の奥の角も消えたり、見えにくいので、水景の世界がどこまでも何処までも続いていくような感じがでる作品になると思います。
これはすみだ水族館で取った写真ですが綺麗な凹型になっています故天野尚さんが生前にデザインした作品で、日本では一番大きい作品になるんではないでしょうか?
世界で見ればリスボンの水族館でのデザインが最高ですが。
アクアリウムをやる方なら一度はすみだ水族館へ行ってみて損はないと思います。
以上で基本的な構図を紹介してきましたが、これだけでは決して表現できないレイアウト水槽が今はごろごろあります。
この基本的な構図を理解して色々組み合わせて、型にはまらないレイアウトを組めるようになるとより良い水槽が作れると思います。
自分もまだまだレイアウトに関しては勉強段階であり、えらそうなことはいえませんが、黄金比や遠近法などを利用してもっと美しい水槽が作れて行けたらと思います。
みなさんもがんばって作っていきましょう!